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SORT : 表示をソートする
行の並べ替えをする。ファイルに対してSORTコマンドを実行した場合、表示の並べ替えを行い、元のファイル自体に変更は加わらない。
SORT [ドライブ:][パス][ファイル名] [オプション]
/R : 並び順を逆にする(通常は、0→9、A→Zの順)
/+n : 各行のn桁目以降を使って並べ替えをする
例)
sort sample.txt : sample.txtの行を並べ替えして表示する
dir | sort /r : ディレクトリ内のファイルを、逆順で表示する
type sample.txt | sort /+10 : sample.txtの各行の10桁目以降の文字で並べ替えする
FC : 2つのファイルの比較をする
2つのファイルの比較をして、相違点を表示する。
FC [オプション] [ドライブ:][パス]ファイル名1 [ドライブ:][パス]ファイル名2
/A : 異なる個所の最初と最後の行だけを表示する
/B : バイナリレベル(文字として表示されない部分も含めて)で比較する
/L : テキストファイル(文字として表示されない部分だけ)として比較する
/C : 大文字・小文字を区別しないで比較する
/LBn : 連続した不一致行の最大値を指定する(n行を超えた分は別の不一致行とみなす)
/N : テキストファイルの比較時に、結果に行番号をつけて表示する
/T : タブをスペースに変換しないで比較する
/W : 空白(タブやスペース)が連続している場合に、一つのスペースとみなして比較する
/n : 不一致行の後に、n行以上の一致行が連続していなければならないものとする
例)
fc /a file1.txt file2.txt : file1.txtとfile2.txtをテキストファイルとして比較する
fc /a /W file1.txt file2.txt : file1.txtとfile2.txtを連続した空白を無視して比較する
START : 別のウィンドウを開いてコマンドを実行する
指定されたプログラムを実行するためにウィンドウを開く。
START ["タイトル"] [/Dパス] [/MIN] [/MAX] [WAIT] [パラメータ]
"タイトル" : ウィンドウのタイトルバーに表示するタイトル
/Dパス : 開始するディレクトリ(ファイルを開く/保存するデフォルトのディレクトリ)
/MIN : ウィンドウを最小化した状態で起動する
/MAX : ウィンドウを最大会した状態で起動する
/WAIT : アプリケーションの終了を待つ
/パラメータ : プログラムに渡すパラメータ
例)
start notepad : メモ帳を起動する
start sample.doc : Microsoft Wordを起動して、カレントディレクトリにあるsample.docを読み込む
DOSKEY : コマンドラインの編集、実行したコマンドの履歴管理をする
コマンドラインの編集、コマンドの実行履歴管理をする。
DOSKEY [/REINSTALL] [/BUFSIZE:サイズ] [/LISTSIZE:サイズ] [/INSERT] [/OVERSTRIKE]
/REINSTALL : DOSKEYの新しいコピーを組み込む
/BUFSIZE=サイズ : コマンド履歴のバッファのサイズを指定する、Windows 9x専用
/LISTSIZE=サイズ : コマンド履歴のバッファのサイズを指定する、Windows NT, 2000専用
/INSERT : 入力した文字が古い文字列に挿入されるようにする
/OVERSTRIKE : 入力した文字が古い文字列に上書きされるようにする
例)
doskey /insert : 挿入モードでDOSKEYを組み込む
doskey /overstrike : 上書きモードでDOSKEYを組み込む
※DOSKEY組み込み後のキー操作
左右矢印 : コマンドライン内のカーソルの移動 上下矢印 : コマンド履歴の呼び出し ESC : コマンドラインのクリア F7 : コマンド履歴の表示 F8 : コマンド履歴の検索 F9 : 数字によるコマンドの選択
EDIT : テキストエディタを起動する (9xオンリー)
テキストエディタを起動する。
NT/2000ではeditはなく、代わりにラインエディタであるedlinが付属している。ただし通常のテキスト編集にはかなり使いにくい。いずれにしてもメモ帳(notepad.exe)があるので、edit、edlinともそれほど活躍の機会はないかも。
EDIT [ファイル名]
ファイル名 : 編集するファイル名
例)
edit : テキストエディタを起動する
edit test.txt : カレントディレクトリのtest.txtをテキストエディタに読み込む
PATH : 実行可能ファイルを検索するディレクトリを指定する
実行可能ファイルを検索するディレクトリ(パス)を表示、指定する。検索パスにある実行可能ファイルは、ファイル名を指定するだけで実行できる。
PATH [検索パス]
検索パス : 指定したいパス(省略した場合は現在の設定を表示、複数指定したい場合は";" (セミコロン)で区切る)
例)
path : 現在のパスの設定を表示する
path C:\Windows;C:\Windows\Command;C:\ : 実行ファイルの検索パスとして、C:\Windows と C:\Windows\Command と C:\ を指定する
path %PATH%;C:\temp : C:\tempを検索パスに追加する
ATTRIB : ファイルの属性を表示、変更する
ファイルの属性を表示、変更する。
属性とは、読み取り専用かどうか、アーカイブファイル(バックアップ対象を意味する)かどうか、システムファイルかどうか、隠しファイルかどうかの設定のことを意味する。
ATTRIB [+R/-R] [+A/-A] [+S/-S] [+H/-H] [ファイル名] [/S]
+R : 読み取り属性を指定する
-R : 読み取り属性を解除する
+A : アーカイブ属性を指定する
-A : アーカイブ属性を解除する
+S : システムファイル属性を指定する
-S : システムファイル属性を解除する
+H : 隠しファイル属性を指定する
-H : 隠しファイル属性を解除する
/S : 指定されたディレクトリ以下のすべてのファイルに設定を適用する
例)
attrib test.txt : test.txtの属性を表示する
attrib +r test.txt : test.txtに読み取り専用属性を設定する
attrib -r -h test.txt : test.txtから読み取り専用属性、隠しファイル属性を解除する
attrib +r *.txt /s : カレントディレクトリ以下にある、拡張子txtのファイル全部に読み取り専用属性を設定する
FORMAT : ディスクをフォーマットする
ディスクをフォーマットする。
間違えると、Windowsや自分のデータが入ったハードディスクでさえ簡単に空っぽにしてしまうので、実行前には要注意。
FORMAT ドライブ名: [/V:ラベル] [/Q]
ドライブ名 : フォーマットするドライブ名
/V:ラベル : ボリュームラベルを指定する
/Q : クイックフォーマット(すでにフォーマット済みのディスクを高速に初期化する)
例)
format a: : Aドライブ(のフロッピーディスク)をフォーマットする
format a: /Q : Aドライブをクイックフォーマットする
DISKCOPY : (フロッピー)ディスクを丸ごとコピーする
ディスクの内容を丸ごと別のディスクにコピーする。
2つのディスクは同じ容量のものでなければならない。また同じドライブを指定してもよい。その場合、コピー元、コピー先のどちらのディスクを入れておけばいいか表示されるので、それに従うこと。
DISKCOPY ドライブ1: ドライブ2: [/V]
ドライブ1 : コピー元のディスクドライブ
ドライブ2 : コピー先のディスクドライブ
/V : コピー後、正しくコピーされたか確認する
例)
diskcopy a: a: : フロッピーディスクの内容を別のフロッピーにコピーする
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瀬尾佳隆 (webmaster@seosoft.net) |